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PCの買い替え ~数年に一度やってくる恐怖のイベント~
2026年6月、PCを買い替えました。
正確には、数年に一度やってくる恐怖のイベントを乗り越えました。
PCの買い替えって超憂鬱じゃないですか?
買わないわけにはいかないけど、頻繁に買うものではないから経験値がたまらないし、技術の進歩が速くて前回購入時の知識は役に立たないし、でも高価だから絶対失敗したくない…!
必死で情報を集め、投げ出したくなりながら一生懸命考えるけど、使いやすいかどうかは購入してみるまでわからない……負け戦になりそうで怖すぎる。
私はギャンブルが嫌いです。石橋はたたいて破壊するタイプです。
本記事では、「ムダ金使うくらいなら寝てたい」が信条の私が、約25万円のPCを買うまでに何を考え、どう比較し、何を決め手にしたのかを書きます。
10分の動画の書き出しに60分以上かかっていた旧PC
今回の購入のきっかけは、夫のPCが古くなり買い替えが必要になったことです。
私のPCを夫に譲り、私の動画編集用のPCを新調することになりました。
私の旧PCでは動画編集時のプレビュー画面がカクカクしている上、10分の動画の書き出しに60分以上かかっていました。
旧PC:Dell Inspiron 14 5425
| メモリ | 16GB DDR4 3200MHz |
| GPU | AMD Radeon 内蔵 |
| SSD | 512GB |
AI相談時の条件設定の甘さ ~動画編集って100色あんねん~
前回のPC購入時と違うのは、何と言ってもAIの出現です。
ネット検索を駆使し自分ひとりで情報をかき集める必要があった頃とは時代がすっかり変わりました。
情報収集から意思決定にかかわる相談までAIにおまかせ☆……とはいきませんでした。
購入候補のPCを提案してもらうにあたり、ChatGPTとClaudeに「1080pの動画編集目的」と伝えたところ、「それならGPUはRTX 4050で十分。今のPCはGPUがCPU内蔵のものだから、RTX 4050でも世界変わるよ!」と言われ、そのクラスのGPUのPCを挙げてもらい検討を開始しました。
しかし会話の途中でふと、「動画編集って撮影した映像にテロップ・BGM・SEを重ねる程度の編集が一般的かも…?」と思ったんです。
私が作っている動画は、画像・イラスト・テロップなど映像だけで最低でも10レイヤーはあり、それぞれをキーフレームや各種エフェクトで動かします。
「こういう編集だともしかして話変わってくる?」とAIに聞いてみたら、答えががらっと変わりました。
「それは”軽いAfter Effects寄りのモーショングラフィックス用途”なので、RTX 5050 ~ 5060で検討した方がいい!」
自分の作業内容を正しく説明できていなかったために、危うく長く快適に使える性能のPCを選び損ねるところでした。
RTX 4050でも編集自体はできたかもしれません。
ただ、今後編集技術を向上させていくことや、性能不足を感じずになるべく長く使うことを考えると、私としては数万円多く支払っても、より良い方を選んでおきたい要素です。
読者の皆様が動画編集用PCをAIに選んでもらう際にもどうかお気をつけください…!
作業内容や条件設定は細かく詳しく伝えた方が良いです…!!
私が注目したのは速さよりも「熱」
中学生の頃に使っていたノートPCのCD/DVDドライブがある日突然反応しなくなり、しばらくしてスピーカーから音も出なくなりました。そのときに父とした会話が強く印象に残っているんです。
父「ノートPCはどうしても熱でダメになるんだよなあ」
私「え、熱のせいで壊れちゃったの?確かにいつも側面とか熱いけど……」
父「デスクトップ型よりノートPCは熱くなりやすい。そして精密機器は熱に弱い」
それ以来、私はノートPCが熱くなっているのがとっても嫌なんです。じわじわ壊れていっているサインに見えるから。
ファンの音が大きいのも苦手です。冷やしてくれている音なのはわかってるけど、熱を冷まそうと必死なPCちゃんの叫びに聞こえてしまって。
だから静かなノートPCは「よしよし、長生きしそうないい子だね」と思えて好きです。
たっっっかいお金を出して買うんだから、速さは多少犠牲にしても、長生きしてほしい!
ムダ金、使いたくない!!PC買い替えのストレスをなるべく遠ざけたい!!!!
そこで、熱に関する口コミをAIに集めてもらい、排熱がしっかりしていそうなPCを探して候補に挙がってきたのがASUS TUF Gaming A16でした。
熱に関しては、LaptopMediaという海外のレビューサイトの実機テストも参考にしました。
高負荷をかけ続けたときのCPU平均温度は84℃。同じCPUを使った別のノートPC(Lenovo Legion 5(15, Gen 10))が99℃まで上がっていたのと比べると、悪くない数字ではないでしょうか。
(参考:LaptopMedia レビュー・英語)
CPUのマルチコア性能ではGALLERIAが優勢だったが、熱と耐久性でASUSを選んだ
これで候補が2つに絞られました。候補を絞るにあたり、重視した条件は以下の通り。
- 予算は25万円前後
- RTX 5050 ~ 5060
- メモリ32GB、または増設可能
- ノートPC(ほぼ持ち運ばないので画面は大きめが望ましく、重さは気にしない)
- Premiere Proが快適に動く
| 項目 | GALLERIA R55 | ASUS TUF Gaming A16 FA608UM-R7R5060A |
|---|---|---|
| 購入検討時の価格 | 基本構成209,980円/ 希望する32GB構成では約26万円 | 249,800円 |
| CPU | i7-14650HX | Ryzen 7 260 |
| GPU | RTX 5050 8GB | RTX 5060 Laptop GPU 8GB |
| メモリ | 16GB(増設可) | 32GB |
| 内蔵SSD | 500GB | 512GB |
| 解像度 | WQHD (2560×1440) | 1920×1200(WUXGA/FHD+) |
| 画面サイズ | 15.6型 | 16型 |
| 重さ | 2.3kg | 2.2kg |
CPUのマルチコア性能ではGALLERIAに搭載されたCore i7-14650HXが優勢でした。ただし、高い性能を発揮する分、より大きな電力と冷却能力を必要としやすいCPUでもあります。
一方、ASUS TUF Gaming A16は、MIL規格に準拠した耐久試験をクリアし、冷却ファンや大型ヒートシンク、ダストフィルターなど、冷却性能にも力を入れたモデルです。
「熱くならず、できるだけ長生きしてほしい」という私のニーズに、設計思想そのものがぴったりでした。
ASUS TUF Gaming A16公式製品ページ
私の心はASUS TUF Gaming A16に決まりました。
私が購入したPC
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | ASUS TUF Gaming A16 |
| 型番 | FA608UM-R7R5060A |
| CPU | AMD Ryzen 7 260(8コア/16スレッド) |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPU |
| VRAM | 8GB GDDR7 |
| メモリ | 32GB DDR5-5600 |
| ストレージ | SSD 512GB |
| 画面サイズ | 16型 |
| 解像度 | 1920×1200(WUXGA/FHD+、16:10) |
| OS | Windows 11 Home |
| 重さ | 約2.2kg |
| カラー | イェーガーグレー |
| 購入時価格 | 249,800円 |
私が購入したのは、メモリ32GB・SSD 512GBを搭載した「FA608UM-R7R5060A」で、Amazon限定商品です。
ASUS TUF Gaming A16には構成の異なるモデルもあるため、購入時は型番をご確認ください。

購入後の実機レビュー!
今回、人生で一番性能の良いPCを買ったわけですが、世界が違いすぎてビビっています。
これまでミドルクラスのPCしか触ったことがなく、ゲーミングPCってガチゲーマーの人が買うものだと思っていたんです。
私はゲームが大好きですが、超へたっぴなので任天堂じゃないとダメなんです。ド下手にも優しい任天堂様は本当に素晴らしい。
……話を戻しますが、Premiere Proをはじめ何もかもがサクサク動いて、作業が楽しくて仕方ないです!
ディスプレイもくっきりはっきり、なんと鮮やかなことか。
これまで使っていた外部モニターが見づらいことにも気付いてしまいました。
10分動画の書き出しが60分→12分弱へ!
肝心の動画の書き出しは、60分以上かかっていた10分動画の書き出しが、12分弱になりました。
旧PCではお風呂入って髪乾かしてもまだ書き出しが終わっていなかったのに、新PCでの初回書き出しは、ちょっと目を離した隙に終わっていてまともに計測すらできませんでした。(それは段取りが悪いせい)
| 比較事項 | 旧PC | 新PC |
|---|---|---|
| 10分動画の書き出し | 60分以上 | 12分弱 |
| プレビュー | カクカク | 快適 |
| メモリ | 16GB | 32GB |
| GPU | CPU内蔵 | RTX 5060 8GB |
| 作業中のストレス | 大きい | かなり減った |
熱と静音性について
長時間使っているとあったかくなってはきますが、文字を打っていて「指先あっつ!!」となるほどではなく、心配になることはほとんどありません。
音は事前の情報収集時に想定していたよりもずっと静かです。動画編集をしていてもほぼ無音と言っていいくらい、音に気付くことはありません。
扱っている素材が静止画ばかりで、重い動画素材がないのも影響しているかもしれませんし、エアコンなどの生活音でかき消されているだけで、多分何らかの音は出ているのでしょうけど。
形から入るタイプだったら良かったのにね
夫には「形から入るタイプだったら良かったのにね」と不憫がられました。
私は自分にお金を使うのが本当に苦手で……。多少不便でもお金のかからない方法を編み出してしまう悪い癖があります……。
そして10分の動画の書き出しに60分以上かかるというザマになっていたわけです。
カクカクプレビューのPCで動画編集業務を受注していた私、なんというおバカさんだったんだろう…??
今は快適なPCの前から離れたくない気持ちにまでなっています。
見やすい画面で作業がサクサク進んでストレスがなく、自然と細部にまでこだわるようになり、これまで挑戦できなかった演出や手の込んだ表現を早速色々と取り入れて動画を作っています。
もっと技術を身につけたい、学びたいという気持ちも大きくなりました。
これまでも学びたい意欲はずっとあったのですが、勉強が進まなかった原因がPCの使いづらさにあったことに改めて気付きました。私の向上心には悪いことをしていました……。反省しきりです。
最後に
PCやSSDなどの価格がどんどん上がっていて、本音を言うと、今(※2026年6月)PCを買うことがすごくイヤでとても気が重かったです。
私が確認した価格履歴では、半年前より約5万円高い状態だったので、本当に身を切るような思いで買いました。
でも、性能の良いPCは作業効率をぐーーんと上げてくれて、もっと良いものを作ろうという意欲や向上心をすぐさま形にできる環境をもたらしてくれました。
そんな効果があるとは予想していなかったので自分でもびっくりしていますが、高くても良い買い物をしたなと今は思っています。
PCは必要なときが買い時。値上がりが辛い局面ですが、今後さらに価格が上がっていくかもしれないし、もし価格が下がる未来がくるとしても、早く手に入れてやりたいことを実現したり、快適に作業が進むことで得られるものの方がきっとずっと大きいと実感する機会になったお買い物でした。
25万円という大金を賭けたこの戦、勝ちました!!
PCの購入を検討中の方の参考になれば嬉しいです。
以上、北山あおいでした。

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